’07 2月15日(木) くもり 「行き当たりばったりの日」
9時起床。さて今日は何をしようか。特に思いつかない。目的なく宿を出る。微妙に霧雨が降っているので士気が低い。
とりあえずケバブの朝食をとり、シルケジ(Sirkeci Garı)駅へ向かう。アジア側から見るとヨーロッパの始まりの駅。「InterNational Ticket Office」と書かれた窓口が銀河鉄道張りに輝いて見えた。鉄道博物館が併設されていたのでちょっと見学。
船着場に着く。ボスポラス橋を近くで見たいと船の時間をチェックするがよく分からないので、一番近くの船に乗り込む。料金が1.3YTLだからあまり遠くには行かないだろう。まだ昼前だから何かあっても帰ってこられるだろうしね。
思いの外広い船内はカフェテリアも完備。0.5YTLのチャイで体を温める。
船は新市街を横目にボスポラス橋に近づき、約20分でアジアサイドの「ユスキュダル」という街に着いた。全く情報を持っていないのでこのまま戻ろうかなとも考えたけど、初めての(そしてもう恐らくもう2度と来ないであろう)街なので歩いて見入る。しばらくするとスーパーマーケットを見つけたので入ってみる。
どこの国でもその国の人々が日常的に買い物をするスーパーが好き。やたらとビックサイズの食料品が並ぶのはトルコ人が大家族だから?
スーパーの周りにもそこそこ店が並んでいるので更に歩くと市場発見。黒海で採れた?新鮮な魚が売られている。こういう場所に活気があるとなぜかうれしい。
一回りし、お腹も空いてきたので適当に店を探して歩いていると、自分の物欲しげな顔を見てか、店の前にたむろしていた客が「ここうまいよ」と声を掛けてきたのでその店に入る。名も知らぬその店の料理は、無料でついてくるパンも含め確かにおいしかった。
さて戻るか、とフェリー乗り場へ行くと、複数の航路があってどれが元の場所へ戻る船かが分からない。うーんどうしよう、と5分程考えたが「他の場所へ行ったら行ったでいいや」と一番最初にでる船に乗り込む。
フェリーは幸か不幸か元の場所へ着いてしまった。
歩いて宿に戻りメールチェック。相変わらず日本語入力ができないが別の旅人からブラウザから日本語入力ができるサイトを教えてもらった。
https://ajaxime.chasen.org/ (リンク切れ,2018 02/05追記)
うん、便利。
部屋で少し休み、意を決してハマルへ向かう。入場料((20TL)+マッサージ(15TL)なり。
個室でバスタオル1枚になり浴室へ。天井が高い。中興に4畳半程の台があり、そこに寝かされる。出てきたのはメタボリック全開な大男、胸毛が逞しい。そんな大男に泡だらけにされ、もまれまくり、こすられまくる。
途中アカスリに使っていたタオルを渡され、「何??」と思ったら、大事な所は自分でどうぞという事らしい。
そんなこんなで約30分、文字通りきれいな体になってすっきり。
着替えを済ませ待合室でくつろぐ。ぼそっと本当に無意識に、「チャイを飲みたいなぁ」と日本語で言ったら聞こえたらしく、チャイを出してくれた。ラッキー。
入場の時に「お釣りがないから後で」と言われた5TLもこちらから言う前に戻ってきた。当たり前の事だけどうれしい。2人のケセジ(アカスリ師)と写真を撮り店を後にする。思い切って体験してみて良かった。
飯でも食べようとふらふら歩いているとまた地元の人に話しかけれらる。どう考えても絨毯屋に連れて行かれるパターンだが、時間もあるし、特にしなくてはいけない事も無いので付いて行く。
「Four Seasons Hotels」向かいにある店の2階に連れて行かれた所で、従兄弟だよ、とオーナーが登場。ものすごく日本語が堪能。どうやって逃げようか考えていたが日本語となればこっちのもの、と物を売る事を諦めてもらい、世間話をする。
何度も日本に行ってるよ、という彼の言葉は本当らしく、先日連続で起こった六本木、渋谷の発砲事件の事も知っていた。信用してもいいと思える人物だったけど、小さな絨毯一つに7万円を払えるほど裕福ではないので切り上げる。
1時間程時間が潰れた。
さて今度こそ食事にしようと店を探していると、陽気なマスターに声を掛けられたのでその店に入る。「私は日本人を愛しています」「心臓イタイイタイ」と意味不明。楽しい店だしまた来ようかな、と思いながら会計をすると15TLだって。明らかに高い。普段なら戦う所だけど、今日はいろいろいい事もあったので黙っている事にした。
うまいコーヒーを飲もうとスタバへ行く。外は寒いから(タバコの吸えない)店内で飲むしかないかな、と思ったら外の席にもばっちりヒーター付き。コートを脱いでも十分暖かい。日本もこうならないかな。
店でお勧めのビールを2本買い宿へ戻る。明日は6時起きなので早めに寝よう。
(注)値段や交通手段、一部リンク等は当時のものです。




